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不良船員達の昼下がり
ある晴れた昼下がり
セビリアの街に行ったっきり戻ってこないシャルファを待つ男達
ラテルはクリスマス休暇でセビリアに住む妻子のもとへ帰っていった
おやっさんも上陸許可をもらって商人ギルドに顔を出しに行っていた

ジュビリーとカルマとシュフィールは甲板の隅でラム酒を飲んでいた

本当はカリブ産の極上品を飲みたいところだったが
マディラで売っていたサトウキビを船長の目を盗んで購入し
こっそり船倉の奥で密造したラム酒で我慢していた

もっともカルマの醸造技術は素晴らしく
カリブ産と言われたら騙されて
そのまま舌鼓を打っていたことだろう

ジュビリー「でもよぉ カルマがよぉ 大丈夫大丈夫とかいって
 ごっそり買いやがるからシャル船長買えなくなっちまったよなぁ」

.




20051222070811.jpg



カルマ「ああ あれには驚いたぜ」
ジュビリー「今度からはほどほどにするんだぜ」
カルマ「へ 俺が密造した酒かっくらってるヤツが何言いやがる」
ジュビリー「へへ」

カルマ「そういえばよ シャル船長も海賊になったんだし
 そろそろ俺達の正体バラしちまってもいいんじゃねぇかな」
ジュビリー「馬鹿言うなって シャル船長が海賊になったのは
 ガレーに早く慣れるためであって一生の職ってわけじゃねぇんだよ…」

ジュビリーはラム酒のボトルに口をつけ
豪快にラム酒を喉に流し込んだ
焼け付くような痛みが今のジュビリーにとって最高の刺激だった


カルマ「そうか… なんつーかよ せっかくシャル船長が
 海賊になってアラガレにまで乗ってるっていうのによ
 おめぇの腕がちっとも生かされてねぇからよぉ」
ジュビリー「そうさな そりゃあ敵船乗り込んで
 船員を片っ端から突き落としてお宝奪って帰ってきた頃に比べたら
 ただ敵船沈めちまうのは …正直もったいねぇって思うけどよ…」

カルマ「だったらおめぇがシャル船長に接舷のコツとか
 教えてやってよぉ 昔みてぇによぉ…」

シュフィール「…やめておけ せっかく得た平穏を乱すこともあるまい」

口の重いシュフィールが二人のやり取りに
我慢しきれなくなったらしく割って入ってきた

シュフィール「シャル船長と会った日のことを忘れたのか?」

カルマ「忘れるわけがないだろうが」
ジュビリー「ああ 今日みてぇに穏やかな日だったよな」

カルマ「シャル船長 随分迷ってたよな」
ジュビリー「だってよぉ どうみたって俺達商船乗りに見えねぇもんな」
カルマ「へへへ ちげぇねぇ」

シュフィール「だが 最後には信じて雇ってくださった…」
カルマ「しかも3人そろってな…」

ジュビリー「それでよぉ ラテルの野郎がいねぇ時に偶然襲われてよ」
カルマ「絶対ラテルの野郎俺達の手引きだって疑ってたよな」

シュフィール「しかし それもシャル船長がかばってくださった」

カルマ「…」
ジュビリー「…」

カルマ「ま おとなしくしとくか…」
ジュビリー「アラガレ乗ってる限りはいずれ白兵の機会もあるしな」

そして3人は密造したラム酒のボトルを片手に
水平線の彼方に目をやった
この海の向こうに彼らの以前乗っていた船が沈んでいる

年若い女の船長だった

いつか棟梁の隣りを任されたい

どういういきさつで海賊の仲間になったのかはわからないが
それが口癖だった
きっと棟梁に惚れていたのだろう

だが戦闘中折れたメインマストの下敷きとなった
助け出そうとしたが手遅れだった

船は沈み 仲間の船員の多くもそのまま散り散りになった
3人は隠していたわずかな財宝を切り崩して生活していた

いっそ自分達で船を買って自分達だけで
気ままに海賊稼業を再開しようかとも思った

そんなときシャルファに出会った
以前の船長に比べて頼りなくしかも冒険者だった
いい加減船が恋しくなっていた3人は
とっさに商船に乗っていたと嘘をつきシャルファに雇われた

たとえ冒険者の船であっても多少は
戦闘なんぞもこなすのだろうと楽観していたが
強襲されると停船協定状を光陰のごとき素早さで差し出し
戦闘技能も覚えてはいるものの全く行使する気配もなく
ジュビリーたちにとってみれば根性なしとしか思えない船長だった

思いっきり戦いてぇなぁ…
そんなことを思いながら冒険者用船の船員としての日々を過ごし

…いつしかそんなのどかな生活も悪くはねぇと思い始めていた
たとえ気を紛らす方法がラム酒をあおる以外ないとしても…


だがシャルファは海賊に転職した

ジュビリーたちはどうせ長続きはしまいと思っていたが
戦いの腕はつたないながらも何とか今まで続いていた
目標に達するまでシャルファは修練を続ける気らしい
気づかれていないとシャルファは思っているが
眼鏡の奥の瞳は悔し涙で腫れていることが多かった
ジーベックに乗るための修練と口では軽く流しているが
どうせ戦うならば段階に見合う強さを身につけたいと
意地を張っているらしい


ジュビリーたちがいた世界ではジーベックに乗れる程度の
技能や段階では全然通用しないと
喉元まで出かかったが誰も言わなかった
シャルファが頼りないなら自分達で守ればいいだけだから


ジュビリーはラム酒を一瓶飲み干し
空になったボトルを思いっきり遠くへ放りなげた
小さな水柱が海面に立った
カルマがジュビリーを思いっきり裏拳でどついた

カルマ「あほが 前から言ってるだろ ボトルは捨てるなと」
ジュビリー「悪ぃ 悪ぃ ついやっちまうんだよな」
カルマ「これ以上ボトルを捨てるんならお前は樽からそのまま飲みやがれ」
ジュビリー「無理言ってんじゃねぇよ」
カルマ「じゃあ 捨てんなよ」

シュフィールがこのやりとりは聞き飽きたと言いたげな顔をする
ジュビリーとカルマがにやりと笑って
「様式美だ」
とわけのわからないことを口にする

留守を守る船の上

甲板掃除をする者
船底に張りついたフジツボなどをこそぎ取る者
痛んだ帆を繕う者
砲台を磨く者
あわただしく動く者達を眺めながら
3人はあくびをしながらのんびりしていた
彼らの仕事は船長室や操舵室の点検と警備だったから
あっという間に作業は終わっていた
ほかの作業を手伝おうと殊勝なことを考えていた時期もあったが
自分達が手伝うと時間が余計にかかってしまうことに気づき
今は変に気を使うことなく
自分の剣を磨いたり酒を飲んだりして時間を潰していた




シャルファ「ジュビリー! 暇でしょー? 手伝ってー!」


シャルファは荷運び人を4名ほど従えて帰ってきた

ジュビリー「どうしたんでやすか こらまた たくさん…」
  「これから北海に行こうと思うの^^オスロとかリューベックとか」

カルマ「はぁ なんでまた?」
  「んーー なんと なく  かな…」

ジュビリー「ははーん 少し海事に自信が出てきたんで
 ドイツ野郎に仕返しに行くんでやすな?」
  「^^;;; まぁ それは無理かもしれないけど
   ほんと 気分転換よ それに 黒耀も淋しがってるみたいだし」

カルマ「そういや 黒耀の旦那はドイツ語が得意でやしたな
 あっちで会うついでに通訳させようって魂胆でやすな」

  「^^;;;;;;;;」

ジュビリー「ま なんであれ 戦えるならそれで
 あっしは満足でさぁ うるせえラテルの野郎もいねぇし
 リューベック沖ならつえぇ航海者に襲われる心配もねぇし」
 
 「貴方達本当に戦うことが好きなのね 商船に乗ってたって本当なの?」

ジュビリー「へへ 商船にも色々ありましてな」
 「そうね 武装商船隊なんていうのもあるからね
  さぁ 出港準備してちょうだい^^
  目的地は…とりあえず ロンドン よっ」

新しい修練の場を求めてらじぇんどらは
陸から吹き降りてくる風を帆いっぱいに受け海原に漕ぎ出でた
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テーマ:大航海時代Online - ジャンル:オンラインゲーム

2005/12/23 14:52 | おちゃらけ | コメント(0) | Trackback(0) | pagetop↑
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