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速さへの挑戦
「シャル まずい 水が切れそうだ」
黒耀の船から信号が送られてきました

私は自分の船上でラテルから
信号を解読したメモを渡され
自分の浅慮を後悔したのでした…


セビリアを出発してから20日目
一度くらい雨が降るだろうとたかをくくり
緊急用の水分として用意したのは
ビール30樽分

既に15樽分を転用していました
残り半分…
これに手をつけると帰りの予備の水分が…

「ラテル」
「はい シャル船長」

「5樽分のビールを黒耀の船に回して」
「え…そうすると我々の船員が…帰りの分が…」

「私は自分の船員を信じるわ
 錬度100忠誠100は伊達じゃないはず
 仮に水が切れたとしても1日や2日耐えてくれるはず
 帰りのことは考えても仕方ないわ
 まずは無事にカリブに到着することが優先よ」
「…了解しました すぐ手配します」

「それとラテル…雨雲を探して」
「残念ながら雨雲どころか雲1つ見当たりませんね
 雨雲を探して航路を変更するとなれば…
 航海日数の計算が狂います」

「そうよね…
 こういうときは…神に祈るしかないのかしらね…
 とりあえずビールの樽の手配を頼みます」
「了解」

ラテルは船長室からあわただしく出て行った


二兎を追うもの一兎をも得ず

こんな言葉が脳裏をよぎる…

いいえ
私は両方手に入れてみせる!
手に入れさせてあげる!
.




「速さへの挑戦」
それは少し前からセビリアで
よく紹介されるようになった冒険依頼でした

セビリアとサントドミンゴを80日間で往復
というもので成功したあかつきには
遠洋探検家として認めてもらうことができるのです

冒険者の職業も色々ありますが
遠洋探検家という方をお見かけしたことがありませんでした

しかし
黒耀にとってはまさに理想の職業だったのです
本当なら冒険者として学問や技能を学びたいのでしょうけど
私を思って黒耀は黙々と取引関係の技能を学んできました
私に隠れてそっと学問を切り捨てていることもありました
いつの間にか黒耀は私が習得していない地理学や視認以外の
冒険技能をほとんど切り捨てていました

けなげな黒耀…
冒険者であり続けたいのに
商人としての修行を励む黒耀の唯一の誇りが
地理学と視認だったのです…
そんな黒耀を遠洋探険家にしてあげたい
「速さへの挑戦」が紹介されるようになった頃から
ひそかに心に決めていたのでした

ようやく黒耀もカリブに入港できるようになり
セビリアで冒険依頼を受けて港を出たのが…
20日前のことでした

そのとき船倉には
ウィスキーやアクアビットやフランネル
ベルベットやマスケット銃といった
地中海や北海の特産品が満載されていたのでした
黒耀はイースターエッグをもらうために
一時的に商人に転職していたので
せめて今のうちに交易経験を積ませてあげたかったのです


運用で食料品や水の消費を抑え
なおかつ食料品は釣りでカバーすることにして
6日分だけを積み
交易品の隙間に出来る限りの水を積み
万が一のためのビールも用意したつもりだったのですが
雨が一度も降らないというかつてない事態に見舞われて
帰りの分の予備まで手をつける羽目に陥ってしまったのでした

帰りはどうとでもなる
いざとなれば交易品を減らせばいいだけなのだから…


それにしても…
やっぱり無謀だったのかしら
80日という制限の中で
ハバナ以外の港を回って交易品を入手してくる…というのは…

私の考えた航路は

いっきにサンティアゴまで行き
相場の良い交易品を売りつつ
カカオとパイナップルを購入
そのままジャマイカへ移動し
めのうとタバコにテキーラやジンジャーなど
名産品や高値で売れる交易品を購入
サントドミンゴの出航所役人に
航海日数を記録してもらい
船倉に空きがあればピーナッツを購入
最後にサンファンに寄って
らじぇんどら’号を縦帆仕様から横帆仕様に変更
カカオやピーナッツで船倉を調整して
セビリアへ出発する

というものでした

欲張りすぎのような気もしましたが
これで交易品を売買したときの経験は
相当なものになると思いました

冒険段階では私に追いつくことができない黒耀
ようやく31段階になったものの
2人目の副官が雇える40段階までの道のりを思うと…
私ですらまだ40段階に到達していないのですから…

だからまず黒耀の交易段階を上げることに
力を入れたいと思ったのです
私と同時に二人目の副官を雇うことは無理だと思いますが
少しでも私との差を縮めてあげたかったのです

 * *

「シャル船長!カリブが見えてきましたよ」

うれしそうなラテルの声
残りの食料と水は5日分を切っていました

「進路このまま!サンティアゴを目指します!」

当初の予定どおりのコースを目指す私たち
それぞれの港で交易をし…
セビリアに到着したとき
残り日数は20日以上ありました
帰りの航路で風に恵まれたおかげですね^^

そして黒耀は無事に遠洋探検家の資格を
得ることができたのでした^^

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2006/05/09 21:15 | 航海日誌 | コメント(0) | Trackback(0) | pagetop↑
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