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副官たちの休暇・後編
副官たちの語り合いは続く
ラテルがルイとダーギルの間を取り持つように
話は続いていく

「さて次は黒耀船長の第二副官について話し合ってみないか?
 雇えるようになるのはまだ先の話だが
 黒耀船長が悩んだときにアドバイスできるように
 我々でもある程度候補を考えておいてもよいと思うんでね」
「まぁ余計な御世話と言われかねないが
 酒のつまみにするにはいいかもな」
鷹揚にルイが答えた
「それで黒耀船長はどんな副官を欲してるんだよ?」
ダーギルが問う
.





「黒耀船長はあまり戦いを好まない方だから
 海事系の副官はまず候補から外して構わないと思う
 次に冒険系か交易系の副官どちらにするか…が
 悩めるところなのだな」
長い間黒耀の下で働いていたルイが語る

「技能面で言うと冒険か生産かどちらかを支援できる
 副官がいいわけだが
 黒耀船長の地理学と視認技能については
 難しい地図を読もうとしなければ副官による支援は
 特に必要ないと思うんだな
 で生産関係で言えばルイが将来的に縫製を支援できる
 だろうから鋳造か調理の支援ができる副官が
 好ましいと思う」
ラテルが後を継ぐ

「でもよぉ調理で副官に支援してもらったからって
 作れるもんが変わるわけじゃないだろ?
 鳥ニンニクは調理14段階必要なんだし
 どっちみち神秘の香辛料がなけりゃどうにもならんだろ」
とダーギル

「うん
 いいところに目をつけたよな
 実際調理は装備と副官による支援で12段階になったところで
 普段作っているものになんの貢献もしないんだよね
 だから鋳造を支援できる副官が好ましいんじゃないかなと
 私は思うんだけどどうかな」
ラテルが提案した

「そうなると鉱物商のピエトロか武器商人のヴァレリー
 両替商のユルバン…というところか
 獲得技能のようすをみると運び屋のダンカンも
 もしかしたら鋳造を覚えそうな気がするが…」
ダーギルが各都市で雇用待ちをしている副官の候補を挙げた

「バカだなぁ仮にダンカンが鋳造を覚えたとしても
 交易38段階で主計長80だぞ?
 そこまで気長に待てるか
 しかも習得言語は英語にスペイン語
 両艦長の母国語だ
 言語支援の役にたたん」
冷たくルイが言い放つ

「じゃあ、お前は誰がいいと思うんだよ」
むっとしてダーギルが言葉を返す

「私か?私だったら
 そうだな
 武器商人のヴァレリーが妥当かと思う
 が
 意表をついて剣士ウルフガングも面白いかと思う
 言語的にはなんら貢献しないし
 取引支援もできないが
 どうせ黒耀船長は鋳造12段階のものを造ると言っても
 シャル船長用のペリエ14門を作るか
 名工の大工道具を作る程度で
 鋳造用取引を高めるつもりはないだろうからな
 そう考えると
 商人に比べかなり早く鋳造を覚えることと
 黒耀船長の剣術を支援できること
 黒耀船長が海事段階を上げたくなったときに
 現在修行中の剣術を生かして
 白兵中心で行くときに
 かなり強力な支援が可能だ」
ルイが一気にまくしたてた

「ほほう
 それは新しい視点だな
 なかなか面白い
 ということは
 武器商人のヴァレリーか剣士のウルフガング
 この路線で黒耀船長に上申してみるといいですね」
ラテルが話をまとめた

ダーギルはやや不満げな表情を見せたが
ルイ以上に良い案も出せそうにないので黙ったままだった

「まぁ
 かたい話はここまでにして
 後はゆっくり酒を楽しむことにするか」
ラテルはにっこり微笑んで次の酒を注文した

「っていうかよ
 俺がイスラム教徒だってお前ら知ってるんだろうなぁ?
 俺一人ミルクってなんかよぉ…」
ダーギルがつぶやく

「それがお前の選んだ道なのだから仕方あるまい
 私たちはお前に改宗を勧めているわけではないし
 イスラムの教えを守り続けることを否定しているわけでもないからな
 これは私たちが教会から責めを負いかねんことだ
 しかし仲間である以上お前の意思を尊重したいと思っている
 これ以上は私たちも譲歩できないんでな」
ルイが珍しく他者への理解を示す

ダーギルはまだ不満げな顔をしていたが
これ以上は言葉を重ねず黙ってミルクを
飲み続けることにしたようだった

「…いつかお前らの身長を越してやる……」
そうつぶやいたのが
ルイとラテルに聞こえたかどうかは誰も知らない

小さなつぶやきはロンドン酒場の賑わいに
かき消されていた
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2006/05/31 19:27 | 副官日誌 | コメント(0) | Trackback(0) | pagetop↑
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