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君の頬を両手に包み…たかった
黒耀です

昨夜…俺の元に1通の手紙が届いた
シャルのところにも
長兄のところにも

商会の子が船を下りるという挨拶だった…

.




その子が入会する時
兄が随分歓迎していたということをシャルから聞いた
割と無口な兄にしては珍しく饒舌だったとか

きっと兄はその子に一目惚れしたんだろうな…
もっとも
兄もその子も滅多に航海に出てくることがないので
それ以来すれ違いの日々が続いていたようだ

男ならば
愛した女性を守れるように強くなりたい…と
一度は願うことだろう

きっと兄もそうだったろう

だが
兄はその子を守る力を身につけることもなく
その子と再会することもなく
その子のと思い出は
その子からもらった一通の文だけとなった
別れを告げる文が形として残った唯一の思い出

兄は手紙を握り締めていた
感情を出さない兄の背が震えていた


兄がポツリとつぶやいた

 * *

俺の手は君の頬をなでることも包むこともなかったが…
きっと遠い空の下
誰かが優しくなでてくれることだろう

幸せでいてくれること
それが俺の願い
君が微笑んでいてくれること
それが俺の喜び

たとえ君に船がなくとも
君に良き風が吹きますように
君の頬を包むような…そんな優しい風が吹きますように…


 * *

俺は…
聞こえないふりをして
そっと席をはずした…
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テーマ:大航海時代Online - ジャンル:オンラインゲーム

2006/11/11 21:58 | 航海日誌 | コメント(0) | Trackback(0) | pagetop↑
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